●全12話の放送が無事終了しましたが、今シリーズでの唯の様子を振り返ってみていただけますか?
今回のシリーズは唯にフォーカスしていただいたお話が多くて、そこは素直に嬉しかったです。
それと、1話3パート構成というのもスピード感もあって、いかにも「To LOVEる-とらぶる-」らしいなって。
出演するキャラクターの数も多かったですから、原作ファンの皆さんもきっと満足してくださったのでは、と思っています。


●唯とリトの関係性にも変化が?
そうですね。なんだかんだといいながらも“想い”を寄せているリトとは今回のシリーズで距離が縮まったような気がします。


●「To LOVEる-とらぶる-」のお約束事ですが、唯もいろいろ大変な目に遭ったりもしましたね
はい(笑)、ハレンチな!という割に、自分自身が結構そんな目にも遭っていましたよね。
あるシチュエーションの中で、たまたまそうなってしまっているんですが、リトがドーンってぶつかってきて倒れこんでも、そんなポーズには絶対なりませんって感じですよね(笑)
でもそこが「To LOVEる-とらぶる-」という作品の醍醐味だと思います。


●唯は心情をモノローグで語ることも多かったかと思いますが
唯はお部屋の中でよく言ってますよね。
モノローグと一人言との切り返しがすごく早い時があって、そこの切り替えの強弱には気をつけました。


●言われてみれば確かに…。
それと唯が持っている可愛さが伝わるように、ただの口うるさい子にならないよう気をつけた、というか。
スタッフの皆さんとも「もっとTo LOVEる-とらぶる-」での唯は可愛らしく…をテーマにしていたんです。


●次に名塚さんお薦めの唯の可愛いエピソードを教えていただけますか?
第5話のバレンタインのエピソード。
チョコレートを作っているシーンはすごく可愛いらしかったです。
一見、なんでもできちゃう優等生の唯が、経験がないことにはドギマギしてしているシーンですね。
それとお兄ちゃんとの関係性もよかったかな。
家での飾らない唯を演じることができて楽しかったです。


●名塚さんが考える唯の魅力について
たくさんあると思います(笑)
意地を張っているのですが、それが嫌味にならない感じ。
それととにかく一生懸命、その結果、ドジをやってしまっても可愛い…。
優等生のキャラクターなので計算高いかと思いきやまったくそうでなくて。


●なるほど…。
学校に一人はいそうで、でも案外いないタイプかもしれませんね。
いろんな面をもっていて。
すごく女性らしいし、基本的には清楚な子ですよね。
恋心をもった瞬間にドギマギしてしまうのも唯の魅力ですよね。
私も友達になりたいタイプの子です。
でも唯は友達になってくれるかな(笑)


●実はリトに“想い”を寄せている唯ですが、鈍感なリトはなかなか気づいてくれませんよね。
リトにはだいぶ恐がられちゃってますから(笑)
現段階では、だいぶ距離があるのかなって。
恋を成就させるにはリトに対してはもっと積極的でいいのかもしれませんね。


●もっと素直になってみるとか?
そうですねえ…でも、その部分でいうと、私は今のままの唯が好きなんです。
屈折した頑固さだったらよくないけど、唯の場合、“想い”はいつもストレートなので
そこはあえて近道をせず、このまま成長していってくれたらいつか…。


●話しは変わりますが、収録スタジオでのエピソードも教えていただけますか?
女性キャストが多い作品ですから、いつもとても賑やかでした。
「もっとTo LOVEる-とらぶる-」はCパートまでのお話ですから、出番が少ないパートではちょっとスタジオのロビーでみなさんとおしゃべりをしたりして、楽しく過ごさせていただきました。


●名塚さん個人のことも伺います。収録に臨む際、どのような準備をするのでしょう?
自然体で収録に臨むことが大切だと思っているので、特にはないんですよね。
ただ、現場を楽しむ!ということを心にしっかり決めてからスタジオ入りをします。
今日の収録ではどんな楽しいことがあるんだろうって。
そのワクワク感をこちらが持っていることが大切なのかなと思います。


●それ以外には?
その日のエピソードで皆さんに一番伝えたいセリフはひとつに絞ります。
そこの台詞は絶対に皆さんに届くような演技をしよう…そう心掛けています。


●音楽を聞いて気持ちを高めたりも?
うーん、音楽は割りとその日の気分やお天気によってですね(笑)。
舞台の時はその役に合った音楽を聴きながらアップをとることもありますが…アニメの場合は気分重視です(笑)
駅からスタジオに入るわずかな時間にその日の台詞をつぶやいてみたり…ということはあります。
それが演じるキャラクターへ入っていく無意識の準備運動みたいなものなのかもしれませんね。


●女優・名塚佳織にとって「To LOVEる-とらぶる-」というシリーズはどういう位置づけの作品ですか?
「To LOVEる-とらぶる-」のような作品は自分の力量を試されているような気がします。
リトの妄想で急にキャラクターが短い尺の中で艶っぽい演技をしたり、オチの決め台詞をしっかり言えないといけなかったり。
いかに演技のスィッチの切り替えができるかっていう、力試しの作品だなって思っています。
これまで培ってきた自分の技術を現場で見せられる作品ですね。


●では最後にファンの皆様に一言お願いします
今回のインタビューはtwitterなどで、ファンの皆さんからの応援があって実現したことだと伺いました。
唯がこんなにも沢山の方に好きになって頂けて、すごく嬉しいです。
自分のことを褒められるより、唯のことを褒めていただけるのは、何百倍も嬉しいことです。
唯が素晴らしい女の子で、作品の中で輝いてくれたおかげだと思います。
私自身も唯と一緒に成長していきたいなと思っています。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。


●ありがとうございました!

 
  
(c)矢吹健太朗・長谷見沙貴/集英社・もっととらぶる製作委員会